布団クリーニングはいつがおすすめ?布団クリーニングにぴったりのタイミングとは


いきなりですが、今日使った布団を最後に洗ったのはいつでしょうか?
「洋服やタオルは毎日洗ってるけど、布団は干すくらいで洗ったことがない」という人も実際多いことと思います。
 
比較的な安価な布団セットも販売されていますが、短期間で買い換えるとしても布団は定期的にクリーニングすることをぜひおすすめしたいです。

人間はその人生の3分の1を寝て過ごすと言われています。
私たちの健康にも深く関わってくる布団のお手入れについて、ぜひこの機会に見直してみませんか?
  

布団のお手入れ。みんなはどうしてるの?

改めて考えてみると、布団のお手入れ方法は学校できちんと教わることでもないですし、自己流にやっているという人がほとんどです。
みんなが布団をどうやってお手入れしているか気になりませんか?

やや古い情報になりますが、2016年3月23日~4月1日に行われた普段の布団のお手入れについてのアンケートでは、「外干し」が54.8%で1位、「寝室の換気を行う」が21.2%で2位、「布団乾燥機を使う」が18.0%と続いています。

同アンケートでは、使用している布団の種類にあったお手入れ方法を知っているかどうかも調査しているのですが、「知らない」「自信がない」と回答した人が7割になっていました。
<参考>Timely Research「布団干し」に関するアンケート

  
「これでいいのかな?」とちょっと疑問に思いつつも、自分ができることとして天日干し、換気、布団乾燥機などを行っている人が多いと言えそうですね。
ちなみに、アンケートで「クリーニングに出す」と回答した人はわずか3.8%で、10位圏外になっていました。
  

布団をクリーニングする理由とは?

布団のダニ
布団をクリーニングした方が良い理由は以前からデアでもお知らせしていますので、ここでは汗汚れ・皮脂汚れ・ダニというみんなが気になる3つの項目についてご紹介します。
  

人は寝ている間にも汗をかいています

「人は一晩にコップ1杯分の汗をかく」と言われていますが、この汗はどこに行くのかというと、パジャマ、シーツ、それから掛け布団や敷布団が吸収することになります。
洗濯をする前に汗が染み込んだ服を放っておいて、雑菌が繁殖してしまった時の悪臭はみなさんご存知のとおりですし、布団に染み込んだ汗も雑菌が繁殖する元になってしまうのは言うまでもありません。
 
使った布団はすぐに畳まずに風通しをよくしておいた方が良いと聞いたことがある人も多いと思いますが、朝のドタバタした時に布団を干す時間はなかなか無いですよね。

  

皮脂も布団を汚す原因です

いつも使っている布団の首の部分が汚れてきたり、黄ばみ・黒ずみが気になるなら、それは皮脂汚れかもしれません。
 
人間の皮脂や汗が出やすい部位は首、ワキ、胸、腹、下腹部、背骨の周辺です。
このうち、ワキ、胸、腹、下腹部、背骨の周辺はパジャマに覆われていますが、首は直接布団に触れる部分です。
そのため首が当たる部分は布団も汚れやすいのです。
 
汗や皮脂が残ってしまうと、
 
・汚れで見た目が悪くなる
・雑菌が繁殖して臭いが気になる
・布団のふっくら感が失われ保温能力が損なわれる
・ダニが繁殖する原因になる
 
などの気になるダメージにつながってしまうのです。
  

深刻なダニアレルギー問題

家の中にいるダニは人間の皮脂や皮膚カスが大好きで、適度な湿度と温度がある布団は
ダニにとってはまさに天国!繁殖しやすい環境になってしまいます。
 
人間にとってのダニによる被害は大きく2つに分けられます。
ひとつはダニに刺される被害です。
ダニは太ももやお腹などの柔らかい部分を刺します。刺されてもすぐに症状が出ることはなく、1〜2日経過すると強いかゆみを生じます。
1度でも経験してしまうと、その布団で眠るのが不安になってしまうくらい嫌なものですよね。
 
もうひとつは、大量のダニの死骸やフンによるアレルギーです。
ダニアレルギーはダニの死骸やフンを寝ている間の呼吸によって吸い込むことで免疫反応が出てしまい発症します。
症状としてはアレルギー性鼻炎、結膜炎、喘息、皮膚炎などがあります。
ダニがいる環境では1年中これらの症状が出てしまうのですが、特にダニの死骸とフンが多い環境では強く症状が出ることになります。

  

みんながやってる布団のお手入れでは十分ではありません

人の汗は水溶性の汚れ、皮脂は油性の汚れになりますが、これらはダニの餌になってしまうもの。除去することは快適な睡眠を得るためにもとても重要なことです。
 
日常的に行われている布団のお手入れは、
 
1位:外干し(天日干し)
2位:寝室の換気を行う
3位:布団乾燥機を使う
 
ということでしたが、このお手入れ方法は布団の汚れの除去に適しているのでしょうか?
  

外干し(天日干し)の効果は?

布団の天日干し
布団を干すとお日様の匂いがして気持ちが良いものですが、干すだけではダニを死滅させることは難しいんです。
 
広く知られている通りダニは高温が苦手なのですが、布団の表面にいるダニは天日干しの間に裏側に逃げてしまいます。
布団を裏返してもまた裏側に逃げてしまうので、天日干しだけでは十分ではないのです。
 
水分を飛ばして湿気を予防する効果は期待できますが、ダニを死滅させてアレルギーを予防するという意味では最適な方法とは言えません。

  

寝室の換気を行う効果は?

換気はダニ対策に有効?
寝室の換気は心地よく生活するためには間違いなく必要なことです。しかし、布団のお手入れという意味では疑問が多いです。
 
換気をすると部屋の湿気はコントロールできますが、布団と床が接している部分の湿気まではなかなか飛ばすことができません。
また、ダニは特に換気に弱くはありません。
 
換気は寝室を快適にするという意味ではとても大切です。ぜひ行った方が良いでしょう。
しかし、布団を衛生的に保つ効果としては弱いということは頭に入れておいて、他の対策と併用するようにしましょう。
  

布団乾燥機を使う効果は?

コインランドリー
じゃあ、「高温になるコインランドリーの布団乾燥機なら最強なのでは?」と思えてきますがどうでしょうか。
 
結論から言うと、これらの3つの方法の中では最も良い対策になります。
しかし十分ではありません。
 
ダニをやっつける温度の目安としては、50度程度の熱なら20分〜30分、60度の熱なら即死滅すると言われています。
コインランドリーの布団乾燥機は55度以上になるものが多いので、時間をかければダニも死滅させることができます。
 
しかし、コインランドリーの布団乾燥機には、布団を広げた状態で乾燥できる機能はまずありませんよね。クルクルと丸めたり二つ折りにして乾燥機にかけるのではないのでしょうか。
スペースの都合上仕方のないことなのですが、丸めた状態の中心部まで55度以上の熱が十分に行き渡ってダニが死滅したかどうかはわかりにくく、せっかく乾燥機にかけたのに思ったよりふんわりしていないし、臭いも気になる・・・という経験をした利用者さんもいるようです。
 
コインランドリー布団乾燥機のメリットは、
 
・その日のうちにダニ対策ができる
・乾燥だけなら比較的リーズナブル
・お試し感覚で利用できる
 
など、とにかく手軽なこと。
シーズン中に湿気が気になる時や、来客に備えてふんわりした布団を用意しておきたいなど急いでいる場合はコインランドリー布団乾燥機が適しているでしょう。
また、普段からこまめに布団のお手入れをしたい方も、コインランドリーはとても便利だと思います。
 
しかし、コインランドリーには以下のようなデメリットもあります。
 
・布団の素材に適した温度管理ができないので、高温すぎると生地が傷む。
→特に真綿ふとんや繊細な繊維を乾燥させる際に傷みやすいようです。
 
・布団の中綿がよじれて偏ってしまう。
→偏った中綿は復元できません。背中にゴツゴツ当たってしまうくらい偏りが生じてしまうと布団の買い替えとなることも・・・。
 
・乾燥機にかけても中心まで乾いていないことも多い。
→放っておくと生乾きとなりカビの原因になります!生乾きのまま長期保管すると考えたらゾッとしてきます!
 
・そもそも布団洗濯が可能なのかどうか判断しにくい。
→長く使っている布団では、洗濯タグが読めなくなってしまっていることも多いです。
 
コインランドリーには得意なことと苦手なことがあり、失敗してしまうとお気に入りの布団がダメージを負ってしまいます。
気軽に洗いたいときには便利ですが布団を長期保管する前の洗濯に活用するには不安が残るので、シーズンを終えて長期保管する前のお手入れは、ぜひ布団クリーニングを検討してみてください。
  

布団クリーニングはいつやるべき?ベストな時期が知りたい!

布団クリーニングのベストなタイミングは、「夏布団に変える時」と「冬布団に変える時」です。
春が終わって梅雨に入る前と、本格的に寒くなる前の冬の掛け布団を出す時期が布団クリーニングにおすすめのタイミングで、デアでもこの時期が繁忙期となります。
 
多くの方が冬は厚手の敷布団、毛布、掛け布団で、夏はタオルケットや薄い布団に使い分けるのではないでしょうか。
このタイミングで使い終わった布団をクリーニングするというのが、布団クリーニングの上手な活用方法になります。
 
使い終わった布団をクリーニングせずにクローゼットや押入れに収納すると、汗や皮脂を残した状態で(おそらくダニも!)長期保管することになってしまい、決して衛生的とは言えません。
 
シーズン中に頑張ってくれた布団は長期保管する前にクリーニングに出して、スッキリした状態で収納するようにしましょう。
  

シーズン前にもクリーニングが必要?

シーズン前のクリーニングは必須ではありません。
シーズン後に適切な布団クリーニングをしておけば、また使い始める前には天日干しをして風通しをすれば改めてクリーニングしなくても大丈夫。
 
ただし、同じ敷布団を1年中使っている場合は、その敷布団だけは梅雨入りする前と本格的な冬を迎える前の年に2回クリーニングするようにしましょう。
  

デアの布団クリーニングの効果は?

デアの布団クリーニングでは、水洗いの工程でダニそのものとダニの糞や死骸の90%以上を洗い流すことができます。
これだけでも年に1回クリーニングする意味があると思いませんか?
 
その後、120度の乾燥機に50分かける工程で残ったダニは死滅し、仕上げの乾燥と吸引でアレルゲンとなるダニの糞、死骸も残しません。
布団に付着して放置された唾液、汗、血液、赤ちゃんのミルクなども染抜きで落としていきます。
 
しかし、何ヶ月も使った布団の汚れが徹底的に落ちるとなると、「強い薬品を使うのでは?」と不安になる人もいると思います。当然の心配ですよね。
 
デアでは合成洗剤は一切使用せずに、天然石鹸100%とEM菌を使用したクリーニングを行います。
植物油脂から作られている天然石鹸は汗や皮脂との親和性が高いため洗浄力が高く、EM菌は汗や尿などの不快な汚れに強く防臭にも役立ちます。
 
布団クリーニングのデア
なお、デアの布団クリーニングでは、お預かりした布団を1点1点個別に手洗いしています。他のご家庭の布団と一緒に機械にかけるようなことはしない丁寧な個別洗いも自慢です。
→デアの布団クリーニング5つの特徴
  

布団クリーニングは必要なお手入れ(まとめ)

布団クリーニング
布団は毎日の疲れを癒してくれる重要なアイテムですが、「汚れたから洗う」というごく自然なお手入れがやりにくいものです。
 
しかし、家族全員分の布団をこまめにクリーニングするというのも、コスト面からあまり現実的ではないでしょう。
家庭でできることは家庭で頑張って、シーズンに1回のお手入れはプロの布団クリーニングを活用するという方法をおすすめします。
 
ジメジメする梅雨に入る前に布団をクリーニングしておくと、汚れも気持ちもスッキリしますよ!